Dressing for Spring & Summer



"Cotton Herringbone Two-Piece Suit"




Draper's Benchの春夏向けコットンヘリンボーンのスーツ。夏のリゾート地で映える一着。



紳士服飾史におけるコットンの登場は古く、1890年代には既に紳士服の素材として利用されていた。右のイラストは1930年代の雑誌Esquireに掲載されていたローレンス・フェロウズによるイラスト。ハワイを訪れた当時の紳士が描かれているが、コットンと思しきスーツを着ている。1930年代当時においてハワイまで余暇に足を伸ばせる層は本当の富裕層であったと思われるが、そうした紳士達は余暇地でのスタイルにおいても際立ったダンディぶりであったことが垣間見られるイラストである




画像では判りにくいかもしれないが、杉綾織の柄が入った、ヘリンボーン柄。単なるコットンではなく、ヘリンボーン柄というところに企画をされていた沖坂氏のこだわりを感じる。


正面からのバストアップ画像。ドレスシャツはイラストと同じくピンクのシャツに、ここではよりリゾートっぽさを意識してレジメンタルではなく、オフホワイト地にエンジ色のドットが映えたタイをあわせてみた。

タイバーはヴィンテージのものをあわせてみた。
幾何学調の模様がアールデコ・テイストな一品。



フロント真中の釦は、拝み合わせ仕様になっている。


足元には、フェロウズのイラストに倣い、白×茶のコーレスポンデントをあわせてみた。これは青山のLloud Footwearでパターンオーダーしたもの。



← Previous Page                                 Next Page →


All Contents Copyright (C) 2009 ESKY