Everyday Fashions of the Thirties As Pictured in Sears Catalogs (Dover Books on Costume & Textiles)
Stella Blum/著 Dover Publications/刊


1930年代のアメリカシアーズ・ローバック社のカタログのイラストが豊富に掲載された本。男女子供の服、帽子、靴から下着と衣料品のイラストが豊富に掲載されており、見ているだけでも飽きさせない。分量的には女性ものが一番多く、当時のレディースファッションのトレンドの参考になる一冊。数は少ないが紳士服も一部掲載されており、個人的には、ちょっとやり過ぎでは!?と思うくらい幅広のワイドパンツなども掲載されており非常に興味深い。
洋書屋等で比較的手に入り易い一冊。



Esquire 日本版 別冊
「First Issue 1933 世界を変えた1冊の、雑誌。」
株式会社ユー・ピー・ユー/刊

Esquireの1933年創刊号の日本完全復刻版。現在見てもその内容の充実ぶりは全く色褪せることのないこの一冊は、当時この本が創刊されたことが如何にセンセーショナルな事件であったことかを改めて感じさせる。スタイルの参考となるファッションコラムとイラストも創刊号なだけに豊富に掲載されており、保存版として是非とも押さえておきたい一冊。これも今では書店で見かける事は殆どなく、古書店等をこまめに回るとたまに手に入れられる可能性のある雑誌。




Esquire 日本版 別冊
「The Art of Style 〔スタイルブック〕 男子服飾の、正統。」
株式会社ユー・ピー・ユー/刊

1990年刊。Esquire日本版によるスタイルブック。流行の浮沈みが激しい日本において、この本は現在読んでも男子服飾の正しい装いは何かの基本原則を教えてくれる。それは特に「何を選べばよいか」という即物的な発想ではなく、「どのような点に留意して選べば良いか」「なぜ、そうした点に留意すべきか」といった選択の仕方や考え方、その背景を説いているという誌面の編集姿勢に窺える。やはり本誌もそこかしこのページに掲載されている、30年代当時から抜粋したファッションファッションイラストが素晴らしい。



Esquire 日本版 別冊
「Personal Style 〔スタイルブック1991〕」
株式会社ユー・ピー・ユー/刊

1991年刊。Esquire日本版による、スタイルブック第2段。「自分のスタイル」をもっている実在の著名人にスポットをあてた「スタイルを着た男たち。」の特集や「炎のランナー」「コットンクラブ」「タッカー」等の衣装を担当したミレナ・カノネロのインタビュー等、読み応えのある特集が目立った一冊。また、30'sのスタイルで当時有名だった今は亡なきメンズショップTHE COHIBAの6ページ連続展開の広告が圧巻。特別付録のローレンス・フェロウズのイラスト・カレンダーは切り離して使用するのがもったいない、豪華な付録であった。



Esquire 日本版 別冊
「Real Men, Real Style 〔スタイルブック1992〕」
株式会社ユー・ピー・ユー/刊

1992年刊。90年代当時Esquire日本版はこうしたスタイル本の別冊を頻繁に出していたが、この本もそうした流れで刊行された、内容的にも非常に力の入った一冊であった。特にニューヨーク随一のウエル・ドレッサー、リチャード・マーキンのインタビュー記事が何よりもこの本の必読すべき特集記事と言える。まるでゴールデン・エイジの頃のEsquireからそのまま抜け出てきたかのような素晴らしい着こなしに目を奪われる。ハリウッドの黄金期の俳優のポートレートを撮りつづけてきたジョージ・ハレルの特集も素晴らしい。特別付録はローレンス・フェロウズと並び辣腕を振るっていたレスリー・サールバーグのイラスト・カレンダーという豪華な一冊。









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